ヒト幹細胞培養液コスメを使われる方が増えてきましたが、同時に培養液そのものも多様化してきました。
不死化ヒト歯髄幹細胞を培養するときの培養液、「不死化ヒト歯髄幹細胞培養液」を配合したコスメがその一つ。
ヒト幹細胞培養液コスメでは、脂肪幹細胞を培養するときの培養液が使われることが多いのですが、不死化ヒト歯髄幹細胞の培養では、歯髄(歯の神経のこと)が使われています。
さらに”不死化”という耳慣れない言葉がついていますが、これについてはあとで説明します。
幹細胞の種類と培養液の成分
ヒト幹細胞には、つぎのような働きがあります。
- 皮膚や赤血球などのさまざまな細胞に分化する
- 同じ幹細胞を複製する
幹細胞が持つこれらの能力が、これまで治療が難しいとされてきた難病の治療や、再生医療の分野で活用されてきました。最近では、幹細胞を培養するときの培養液がコスメにも使われていることはご存知のとおりです。
神経幹細胞、上皮幹細胞、生殖幹細胞、肝幹細胞、造血幹細胞、骨格幹細胞、歯髄幹細胞など、部位ごとに幹細胞があり、ヒト幹細胞培養液コスメの多くには脂肪幹細胞を培養するときの培養液が使われてきました。
ヒト幹細胞培養液には、培養液そのものの栄養素も含まれていますが、重要なのは、増殖の過程で幹細胞から放出されるさまざまな成分です。
これらの成分のなかには、細胞の活性化にはたらくグロースファクターと呼ばれる成長因子、免疫系にはたらくインターロイキンなどのサイトカインが含まれ、細胞へのはたらきが期待されています。
新型コロナワクチンに、mRNAワクチンがありますが、このmRNAも、幹細胞から放出されるエクソソームと呼ばれる物質に含まれて、新しい細胞に遺伝子情報を伝える役割をしています。
エクソソームは、かつては不要物と考えられていましたが、近年になって、多くの有用な成分が含まれていることが知られてから急速に研究が進むようになりました。
歯髄幹細胞の特徴
幹細胞治療には、おもに「歯髄」「骨髄」「さい帯血」「胎盤」「脂肪」の細胞が使われますが、歯髄幹細胞は、歯の神経である歯髄から取り出した幹細胞です。
歯髄幹細胞は、増殖能力がとても高いこと、歯にガードされているため、遺伝子に傷がつきにくい、ガンになりにくい元気な細胞などの特徴があります。
ヒト乳歯歯髄幹細胞には、他の幹細胞に比べて4~8倍の再生力があると言われていますから、その増殖能力の高さは群を抜いています。
さらに大きなメリットは、これまで捨てられていた「乳歯」や「親知らず」から取り出すことができること。
脂肪幹細胞とくらべると、ドナーと採取経路が確立されているため、高品質で安全性の高い細胞を作りだすことができます。
不死化培養技術とは
一般的に、幹細胞培養では通常1ヶ月ほどでその細胞増殖は停止するため、医薬・化粧品で使うための培養上清はごく微量しかつくることができません。
不死化培養技術とは、幹細胞をほぼ無限に培養することができる技術のこと。大学との産学共同研究をおこなっている幹細胞培養原料メーカー・CYSAY社の国際特許技術です。
不死化技術の開発により、1ケ月以上経っても常に一定のクオリティを保ちながら培養することに成功しています。
化粧品を安定した品質で製造するためには、安定した品質の原料を調達できることが条件になります。
「ヒト歯髄幹細胞」の不死化技術について、ニワトリと卵に例えた説明がこちら。
ニワトリが違えば生まれてくる卵も違うものになります。そのため、1ヶ月ごとで卵が違えば成分や効能も変わってしまい商品としての質を担保できないことになります。不死化の技術開発に成功したことで、同じクオリティの再生因子を継続的に供給できるよう、「ヒト歯髄幹細胞」を開発しました。
引用:株式会社 レアル・プロデュースHP
「不死化ヒト歯髄幹細胞」の培養液を配合したコスメ
不死化ヒト歯髄幹細胞の培養液を配合したコスメの一つに、『KOTAE ザ・ホールケアクリーム』があります。
『KOTAE ザ・ホールケアクリーム』は、毛穴ケアのためのクリームで、その目的がこちら。
- 汚れ(剥がれた角質)を落とす
- 肌に栄養を与える
- 肌本来の強さを引き出す
『KOTAE』に配合されている培養液に使われるヒト歯髄幹細胞は、「乳歯」の歯髄幹細胞で、厳正な健康診断をおこなったドナーのものが選ばれているとのこと。
成長因子の活性を保持するため、採取してから24時間以内の歯髄幹細胞を培養し、そこから分泌された培養上清(上澄み)だけが、『KOTAE ザ・ホールケアクリーム』に使われています。
メーカーの株式会社買えるAbemaTV社は、【東証1部上場】株式会社サイバーエージェント55%、【東証1部上場】株式会社テレビ朝日40%が出資し、インターネットテレビショッピング事業をおこなっています。
『KOTAE』が歯髄幹細胞培養液を選んだ理由
幹細胞培養液コスメには、脂肪幹細胞からつくられた培養液が配合されることが多いですが、『KOTAE ザ・ホールケアクリーム』に、なぜ「不死化ヒト歯髄幹細胞」の培養液が選ばれたのでしょう。
メーカー・株式会社買えるAbemaTV社の公式サイトによれば、多くの成長因子を分泌するチャンピオン細胞を使いつづけて、高品質を安定させるためには、「不死化ヒト歯髄幹細胞」が欠かせなかったとのこと。
『KOTAE ザ・ホールケアクリーム』の特徴
『KOTAE ザ・ホールケアクリーム』は、「不死化ヒト歯髄幹細胞培養液」の特徴を活かすために、テクスチャーや配合成分にもこだわっています。
- 形状記憶テクスチャー
・ぷるんとした形状記憶テクスチャーが、肌にスーッと馴染むことで、スキンケアのときの手による摩擦を減らします。 - 3種類の天然植物由来の香料
・肌への刺激を減らすために、「ジャスミン」「オレンジ」「ダマスクローズ」3種類の天然植物由来の精油をブレンドしています。 - 6つの不使用成分
・エタノール、鉱物油、石油系界面活性剤、シリコン、合成着色料、合成香料 - 日本製
・45年もの実績があるGMP基準に沿った工場で製造。もちろん、日本製です。
まとめ
「不死化ヒト歯髄幹細胞培養液」は、幹細胞培養液コスメの分野でもまだ新しい成分です。
AbemaTV社が幹細胞培養液コスメに参入してきたことに驚きましたが、『KOTAE ザ・ホールケアクリーム』は、「不死化ヒト歯髄幹細胞培養液」コスメとしては、価格的にもかなりコスパ!
『KOTAE』は、幹細胞培養液をまだ使ったことが無い方には、選択肢の一つとして加えていただきたいコスメです。
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